Googleタグマネージャでイベントトラッキングを取得する際の設定方法
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Webサイト運用, 分析 Googleアナリティクス, Googleタグマネージャ, アクセス解析
いままでGoogleアナリティクス(GA)でアクセス解析をしていて、イベントトラッキングのタグをHTMLに設定していたけど、Googleタグマネージャ(GTM)に移行してからHTMLにタグを埋め込んで設定していたイベントトラッキングが発火しないので困っていました。
1ヶ月くらいうまくいかずに困っていたのですが、Googleタグマネージャの設定が抜けていたことにようやくたどり着きました。
目次
Googleタグマネージャでの設定はたった一つ
タグマネージャで設定する項目は詳細設定にある「トラッカー名」にチェックを入れるだけ。トラッカー名というラベルなので、なにか名前を変更したいときだけに使う項目なのかと思いきや、イベントトラッキングだけでなく、eコマーストラッキングなど「ga(~~)」で呼び出すものを設置するときには必ずチェックが必要です。入力欄は空欄でOKです。
詳細設定→詳細設定→トラッカー名にチェック(トラッカー名は空欄)
このチェックボックスひとつの設定が抜けていたために、いままで、トラッキングできていなかったというお間抜けな話。ヘルプにも書いてなかったのでまったく気づく場所がありませんでした。
イベントトラッキングの実装の仕方
ちなみにユニバーサルアナリティクスでのHTML側でのイベントトラッキングは以下のタグで取得できます。
[html]
ga(‘send’, ‘event’, ‘イベントカテゴリ’, ‘イベントアクション’, ‘イベントラベル’, 4);
[/html]
実際には、以下のような感じになります。
[html]
<a href="sample.html" onClick="ga(‘send’, ‘event’, ‘トップページ’, ‘おしらせ’, ‘キャンペーン’);>キャンペーンサイトへ</a>
[/html]
それぞれの値は、アナリティクス上では、イベントカテゴリ、イベントアクション、イベントラベルに表示されるので、ご自身が分析しやすい名前を設定してください。イベントトラッキングでは、クリック以外にもスクロールなども取得できるので、たとえばカテゴリ名は、「クリックイベント」「スクロールイベント」などにして、イベントアクションにはそれぞれのページ名、イベントラベルは、リンクに設定してあるテキストなどをあてはめておくと、後々運用しやすくなるかと思います。
イベントトラッキングの計測コードの意味
イベントトラッキングの各値は以下のような構成になっています。詳しくは、Google Developersのイベントトラッキングのページをご覧ください。
値 | 型 | 必須 | 説明 |
---|---|---|---|
Category | String |
○ | 通常は操作対象のオブジェクト(例: button)。 |
Action | String |
○ | 操作の種類(例: click)。 |
Label | String |
× | イベントの分類に便利(例: nav buttons)。 |
Value | Number |
× | 正数値を指定する必要があります。カウント数を渡す際に便利です(例: 4)。 |
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