今朝のできごと
公開日:
:
日常
朝、いつもどおり日比谷公園を散歩していた。
今朝はとても寒かったのだろう。公園南側の雲形池にある鶴の噴水が凍り、羽にはたくさんのつららができており、朝日に照らされてキラキラと光っていた。
朝のさわやかな空気を楽しみながら歩いていた。思ったよりも温かく、公園の猫は、そこかしこで、日向ぼっこをしていた。日比谷公園の北側の心字池の脇に差し掛かったとき、池のほうからカチャカチャと水らしくない変な音がしたので近寄ってみた。
池の水が寒さで凍っていて、その氷のうえを鴨が歩いていた。その鴨の足と池の氷がカチャカチャと音をだしていたのだった。氷の上の鴨が、氷が割れ池の中に落ちたり、氷で滑って転んでいたりするのを楽しみながら、写真を撮っていた。夢中になって、カメラを池に向けてから2~3分経った頃だろうか。
今朝はとても寒かったのだろう。公園南側の雲形池にある鶴の噴水が凍り、羽にはたくさんのつららができており、朝日に照らされてキラキラと光っていた。
朝のさわやかな空気を楽しみながら歩いていた。思ったよりも温かく、公園の猫は、そこかしこで、日向ぼっこをしていた。日比谷公園の北側の心字池の脇に差し掛かったとき、池のほうからカチャカチャと水らしくない変な音がしたので近寄ってみた。
池の水が寒さで凍っていて、その氷のうえを鴨が歩いていた。その鴨の足と池の氷がカチャカチャと音をだしていたのだった。氷の上の鴨が、氷が割れ池の中に落ちたり、氷で滑って転んでいたりするのを楽しみながら、写真を撮っていた。夢中になって、カメラを池に向けてから2~3分経った頃だろうか。
うしろから「すいません、つかぬことをお伺いしてよろしいですか?」と声がかかった。
振り返ると30代前半くらいの男が東屋のイスに座っていた。男は、あまりセンスのよくないニット帽にジャンパーを羽織り、下はジーンズ姿だった。とくに変わったところがあるわけでもなく、ごく普通の男だった。
男は「ここらへんで雨風をしのげる場所をご存じないですか?」と聞いてきた。
男は「わたし、ネットカフェ難民をしていまして、夜中に寝る場所を探しています」と続けた。
僕は、考えて「東京駅の地下などは、どうですか?」と返した。
「あそこは、すでにホームレスの人たちがたくさんいるので、ムリだった」という。
「あそこは、すでにホームレスの人たちがたくさんいるので、ムリだった」という。
人と話したのが久し振りだったのかは、さだかではないが、秋田から出てきて東京の地理に明るくないことや交番に尋ねても、ありきたりの場所しか教えてもらえずに、カロリーメイトしかくれなかったなど、堰を切ったように話だした。
話を聞いたところによると、新橋に日雇いを募集しているところがあるので、あまり遠くにいけないらしい。ネカフェ難民なら、ネカフェに泊ればいいじゃないかと思い、提案してみたら男は600円しかもっていないからいけないという。
さすがに僕は、困った。
ファミレスでコーヒーも飲めないような人に、どこを教えればいいというのだ。
ネカフェ難民なら聞こえがいいがネカフェにも泊まれないのでは、ただのホームレスじゃないか。
いくつか提案しても、あそこは警備員に締め出されたとか、マクドナルドは2時で追い出されたとか言われるし、この男は、いったいいつから、こんな生活をしているのだろうかと疑問に思ったのだが、こちらの時間もあるので、あまり長話はできない。
最後に、築地市場なら、そこは朝早いし、備もかまっている暇がないだろうからなんとかなるんじゃないか、と提案した。
男は、あそこのひとたちは通行パスのようなものを首からぶら下げているので、また警備員にばれてしまうのではないかと不安そうだった。
なんてネガティブな人なんだろう。
そうおもった僕は、「堂々としてれば、なんとかなるはず。朝も3時くらいから活動しているところだから警備もあまり気にしないはず」と伝え、時間がないからと後にした。
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